陶器が陶器師と争うように、 おのれを造った者と争う者はわざわいだ。 粘土は陶器師にむかって 『あなたは何を造るか』と言い、 あるいは『あなたの造った物には手がない』 と言うだろうか。
されど主よ、あなたはわれわれの父です。 われわれは粘土であって、あなたは陶器師です。 われわれはみな、み手のわざです。
「主は仰せられる、イスラエルの家よ、この陶器師がしたように、わたしもあなたがたにできないのだろうか。イスラエルの家よ、陶器師の手に粘土があるように、あなたがたはわたしの手のうちにある。
あなたがたは転倒して考えている。 陶器師は粘土と同じものに思われるだろうか。 造られた物はそれを造った者について、 「彼はわたしを造らなかった」と言い、 形造られた物は形造った者について、 「彼は知恵がない」と言うことができようか。
おのは、それを用いて切る者にむかって、 自分を誇ることができようか。 のこぎりは、それを動かす者にむかって、 みずから高ぶることができようか。 これはあたかも、むちが自分をあげる者を動かし、 つえが木でない者をあげようとするのに等しい。
主に向かっては知恵も悟りも、 計りごとも、なんの役にも立たない。
バビロンよ、 わたしは、おまえを捕えるためにわなをかけたが、 おまえはそれにかかった。 そしておまえはそれを知らなかった。 おまえは主に敵したので、尋ね出され、捕えられた。
それとも、わたしたちは主のねたみを起そうとするのか。わたしたちは、主よりも強いのだろうか。
見よ、彼が奪い去られるのに、 だれが彼をはばむことができるか。 だれが彼にむかって『あなたは何をするのか』と 言うことができるか。
あなたが『彼はわたしの言葉に 少しも答えられない』といって、 彼に向かって言い争うのは、どういうわけであるか。
「非難する者が全能者と争おうとするのか、 神と論ずる者はこれに答えよ」。
今あるものは、すでにその名がつけられた。そして人はいかなる者であるかは知られた。それで人は自分よりも力強い者と争うことはできない。
父にむかって 『あなたは、なぜ子をもうけるのか』と言い、 あるいは女にむかって 『あなたは、なぜ産みの苦しみをするのか』と 言う者はわざわいだ」。
またユダの王エホヤキムについて言いなさい、『主はこう仰せられる、あなたはこの巻物を焼いて言った、「どうしてあなたはこの巻物に、バビロンの王が必ず来てこの地を滅ぼし、ここから人と獣とを絶やす、と書いたのか」と。
地に住む民はすべて無き者のように思われ、 天の衆群にも、 地に住む民にも、 彼はその意のままに事を行われる。 だれも彼の手をおさえて 「あなたは何をするのか」と言いうる者はない。
彼は心賢く、力強くあられる。 だれが彼にむかい、おのれをかたくなにして、 栄えた者があるか。
どうぞ覚えてください、 あなたは土くれをもってわたしを作られた事を。 ところが、わたしをちりに返そうとされるのか。
あなたの名を呼ぶ者はなく、 みずから励んで、あなたによりすがる者はない。 あなたはみ顔を隠して、われわれを顧みられず、 われわれをおのれの不義の手に渡された。